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ニッセイ基礎研究所の不動産投資レポートにて、Location AI Platform®(LAP)の人流データが、不動産投資判断のための「オルタナティブデータ」として活用されました。LAP のデータを時系列予測モデルに組み込み、大阪市内の主要スポットの来訪者特性の把握と将来予測を行った事例です。
LAP をご利用中のお客様にとって、日々ご覧いただいている来訪者数データが、専門研究機関による高度な分析・将来予測にどう活かせるのかを示す好例ですので、ご紹介します。
【タイトル】
Prophetモデルを用いた人流データの時系列予測分析 ~コロナ禍・万博を経た大阪主要スポットの人流の特徴と来訪者数の将来予測~
【発行】
ニッセイ基礎研究所 不動産投資レポート
【執筆】
金融研究部 上席研究員 吉田 資 氏
【公開日】
2026年6月19日
LAP の「デイリー来訪」による「来訪者数推計値」(2019年1月〜2025年12月の1日単位データ)が分析に利用されました。
対象は大阪市内の主要15スポットで、用途・立地の異なる以下の3カテゴリで構成されています。
主要駅(7地点):大阪駅、淀屋橋駅、新大阪駅、心斎橋駅、なんば駅、上本町駅、京橋駅
観光地(3地点):通天閣エリア、USJエリア、道頓堀エリア
J-REIT保有物件(5地点):HEP FIVE、グランフロント大阪、大阪ベイタワー、OMO7大阪、コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション
時系列予測モデル「Prophet」を用い、LAP の来訪者数データを「トレンド」「季節性(年周期・週周期)」「外部要因(気象条件・祝日・イベント)」に分解。各要因が来訪者数に与える影響を定量的に推定したうえで、2026年の来訪者数を予測しています。
出典:株式会社ニッセイ基礎研究所『Prophetモデルを用いた人流データの時系列予測分析』より引用
スポットの用途・立地で人流特性が明確に分かれる 主要駅は金曜ピーク・日曜ボトムの「オフィス街型」、観光地は土日に大きく増える「レジャー型」と、来訪パターンの違いがデータから可視化されました。
天候の影響を数値で把握できる 降水量が1mm増えるごとに来訪者数は約1〜2%減少。屋外回遊型の通天閣エリアや、強風でアトラクション運休リスクのあるUSJエリアで影響が大きく現れました。
コロナ禍・大阪万博などの外部イベントの影響も定量化 緊急事態宣言下では全地点で来訪者数が減少。一方、大阪・関西万博の開催期間は、新大阪駅・上本町駅など広域アクセス拠点でプラス効果が確認されました。
再開発の効果がトレンドに表れる 大規模再開発が進む大阪駅周辺は2024年後半以降トレンドが上昇基調にあり、2026年は前年比+10%と、調査対象で唯一の明確な増加が予測されました。
本事例は、LAP の来訪者数データが単なる実績把握にとどまらず、季節・天候・イベントといった複合要因を分離し、将来の人流動向の予測にまで活用できることを、第三者の専門機関が示したものです。
エリアの中長期的な実力(トレンド成分)と一時的な変動要因を切り分けて捉える視点は、出店・投資・販促などさまざまな意思決定にご活用いただけます。
日々の来訪者数の確認に加え、期間比較やイベント前後の変化分析など、一歩踏み込んだ使い方の参考としていただければ幸いです。
ご不明な点やデータ活用のご相談は、LAPサービスサポートまでお気軽にお問い合わせください。